アタシは助けを求めた



リュシー
「はいはい、そこのカモ三匹。どこ行くか知らないけど、金目のもん出しな。それか、白い恋花を持ってんなら、アタシに寄越しな」





ルースが相手を睨む。





ルース
「チンピラですか?」



リュシー
「盗賊って言ってくれる? って、あれ? そこにいるのは、海の神のギルバートじゃん。何してんの?」



ギルバート
「それはこっちのセリフだ、盗賊人魚のリュシー。陸に上がってまで悪さをするとは、懲りない奴だな」



リュシー
「浅瀬の階の街は花流しの真最中だからね。観光客から金品巻き上げるにはいい季節なんだよ。それに、この時期にしか手に入らない白い恋花も、転売すれば高値が付く。ってことだから、大人しく出すもん出しな。さもないと…」





リュシーはポケットからナイフを出した。





リュシー
「痛い目見るよ?」





言うなり、リュシーはアタシたちに向かって走り込んだ。





ギルバートがとっさに立ちはだかるが、リュシーは身軽に彼をかわす。



一瞬の出来事だった。


20221009-152902.jpg

アタシはリュシーに後ろ手に拘束され、喉元にナイフを突きつけられる。





ルース
「ルディ!」



ギルバート
「ルディちゃん!」



リュシー
「この女の命が惜しければ、アタシに従いな!」





どうしよう!?

とんでもない事になった!!

アタシは…







A、ルースに助けを求めた

B、ギルバートに助けを求めた

C、リュシーに従った

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