アタシは助けを求めた
リュシー
「はいはい、そこのカモ三匹。どこ行くか知らないけど、金目のもん出しな。それか、白い恋花を持ってんなら、アタシに寄越しな」
ルースが相手を睨む。
ルース
「チンピラですか?」
リュシー
「盗賊って言ってくれる? って、あれ? そこにいるのは、海の神のギルバートじゃん。何してんの?」
ギルバート
「それはこっちのセリフだ、盗賊人魚のリュシー。陸に上がってまで悪さをするとは、懲りない奴だな」
リュシー
「浅瀬の階の街は花流しの真最中だからね。観光客から金品巻き上げるにはいい季節なんだよ。それに、この時期にしか手に入らない白い恋花も、転売すれば高値が付く。ってことだから、大人しく出すもん出しな。さもないと…」
リュシーはポケットからナイフを出した。
リュシー
「痛い目見るよ?」
言うなり、リュシーはアタシたちに向かって走り込んだ。
ギルバートがとっさに立ちはだかるが、リュシーは身軽に彼をかわす。
一瞬の出来事だった。

アタシはリュシーに後ろ手に拘束され、喉元にナイフを突きつけられる。
ルース
「ルディ!」
ギルバート
「ルディちゃん!」
リュシー
「この女の命が惜しければ、アタシに従いな!」
どうしよう!?
とんでもない事になった!!
アタシは…
A、ルースに助けを求めた
B、ギルバートに助けを求めた
C、リュシーに従った