B-a-c メカ・ギルバート

【B-a-cを選択】

ルディ
「………わかった」





アタシは恋花を取り出して、ギルバートと交換する。

交換した恋花は、紅く輝き出した。






ギルバート
「ありがとう…ルディ…」





そう言って、ギルバートは目を閉じた。





ルディ
「ギルバート…? ギルバート!! 嫌だ!! そんな!! うわああああああ!!!!」





アタシはギルバートの冷たい体にすがり付いて泣いた。





×××××





それから数年後。

アタシはギルバートを生き返らせようと、ありとあらゆる手を尽くした。

そうして、やっと、努力が実って、ギルバートは生き返った。

メカ・ギルバートとして…!!





メカ・ギルバート
「ルディ、ありがとう。ルディのおかげで、生き返ることができた」

20230602-174351.jpg

ルディ
「アタシ、またギルバートに会えてよかった…!」





そうして、アタシは、ずっと言いたかったことを言う。





ルディ
「なぁ、ギルバート…アタシ、ギルバートを生き返らせるために努力してたら…あっという間に数年も経ってて…もう、子供じゃなくなっちゃった」



メカ・ギルバート
「そうだな。見違えるほど綺麗な女性になっていて、驚いた」



ルディ
「だから、その…ギルバートとも、結婚できるというか…その…」





モジモジしていれば、ギルバートは微笑む。





ギルバート
「結婚しよう、ルディ」



ルディ
「ギルバート…!!」



ギルバート
「機械の体だから、ルディとは最期まで一緒にいてあげられる。あの時のルディが私の最期を看取ってくれたように」



ルディ
「変なこと言うなよぉ! でも、嬉しい! ギルバート!!」



ギルバート
「ルディ」





アタシとギルバートは幸せな抱擁を交わした。







END【メカ・ギルバート】
×
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。